野球肘について/武庫之荘・整骨院

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野球肘について/武庫之荘・整骨院

2023/10/11

野球肘について

 


〇概要
成長期の野球少年(特に投手、捕手)に多い傷病であり、繰り返し投球を繰り返す事によって肘の関節に付着する筋肉や靭帯に繰り返しストレスが加わる事で発生する肘の怪我の事を野球肘と言います。

 

野球肘は内側型、外側型に分類され、特に多く見られるのは野球肘内側型です。

 

 

○野球肘内側型
投球によって肘の内側に付着する内側側副靱帯や尺側手根屈筋へストレスが加わる事によって発生するものです。少年期では成長段階であるため骨が脆弱になっており、悪化すると疲労骨折に移行するリスクが高くなります。

 

成人期以降であれば靭帯の問題が多くなり、損傷度合いによってトミージョン手術といった靭帯の移植手術を施す場合があります。

 

 

〇野球肘外側型
肘の外側に問題が発生するケガで、代表的なものに上腕骨小頭離断性骨軟骨炎(OCD)といった、骨軟骨のケガがあります。
これは、成長期(11歳から14歳)で多くみられ、悪化すると手術をしなければならなくなり、長い期間休まなければならないケースも考えられます。

さらに、OCDでは初期症状が少なく、痛みが出てきたタイミングでは重症度が高くなる事がおおく、初期で発見するのが難しいケガになります。

 

 

〇改善方法
野球肘内側型は安静、治療、リハビリを行う事によって治癒が可能であり、長期にわたって休むケースや手術を行う事は少ないです。しかし、野球肘内側型は再発するケースが多くみられます。再発を防ぐためには肘に対して負荷がかからないようにする投球を行うための身体作りが必要になってきます。

 

 

野球肘外側型のOCDでは初期で発見することが重要なポイントになります。
では、初期症状が少ないケガでどーやって発見する事が出来るのかと言うと、エコーを使用した検診です。

 

 

エコー検診は妊婦さんのお腹の状態を確認するものと同じように肘の状態を確認する事ができる機械です。

エコー検診を行う事によって症状が発生していない、怪我を発見する事ができ、その後の経過を良くする事ができます。

 

 

くわえ鍼灸整骨院では、エコーを使用した検査やトレーニングスペースを利用した運動療法を行っており、怪我の発見だけでなく、その後の治療やリハビリを行って全面的にサポートを行なっております。

 

野球肘でお悩みがありましたら、ご相談ください。

 

 

 

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