運動器不活動症候群/武庫之荘・整骨院

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運動器不活動症候群/武庫之荘・整骨院

2023/08/12

運動器不活動症候群

 

 

身体局所あるいは全身の不活動によって惹起される疼痛、拘縮、筋萎縮を運動器不活動症候群と総称する新たな症候概念が見出されています。

 

 

痛みは原因がはっきりしている器質性疼痛とはっきりしていない非器質性疼痛に分類され、器質性疼痛には侵害受容性疼痛と神経障害性疼痛に分類されます。

 

 

侵害受容性疼痛は痛みの部位や程度などを生体内に起こっている異常を知らせる危険信号の意味を持つものです。

 

 

その時に発生する炎症が継続すると痛みを感じる神経が過活動状態になり慢性疼痛に発展すると言われています。

 

 

慢性疼痛の発生も急性痛からの炎症の継続により発生するもので、急性痛のマネジメントは非常に重要になります。

 

 

組織損傷後(骨折や捻挫による靭帯損傷)は損傷部位の治癒促進のためにキャスト固定やギプス固定などの処置により損傷部位は不活動に曝されます。

 

医療的処置がされていない場合でも痛みがあると当該部位を含めて運動を回避する結果、不活動に曝されてしまいます。

 

 

このような場合2次的に拘縮や筋萎縮といった運動器の機能障害が惹起されます。

 

 

最近では不活動そのものが痛みの発生・増悪のリスク因子になる事が身体の生理学的にも明らかになっています。

 

 

組織損傷時に安静にすることは非常に大事ですが、安静にしすぎても慢性疼痛に繋がってしまうので、急性期における治療は大切になります。

 

 

エビデンスが高い治療法として寒冷療法やTENS治療、超音波治療が挙げられており、当院でも治療が可能になっております。

 

 

痛みやお困りがございましたら、ご相談ください。

 

 

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くわえ鍼灸整骨院