運動による疼痛抑制効果/武庫之荘・整骨院
2023/06/01
運動による疼痛抑制効果(exercise–induced hypoalgesia: EIH)
身体活動量を増やすことで循環器疾患、糖尿病、癌などの生活習慣病の発症およびこれら原因として死亡に至るリスクや加齢に伴う生活機能低下をきたすリスクが低下することができます。
更に身体活動がメンタルヘルスやQOL(生活の質)の改善に効果をもたらすことも認められており、運動による疼痛抑制効果(exercise–induced hypoalgesia: EIH)の存在が明らかにされ、慢性痛の緩和や改善に及ぼす運動の有効性が証明されています。
EIHとは「運動中,または運動後の疼痛強度の減少ならびに疼痛閾値や耐性値の増加を特徴とする」とされており、そのメカニズムとしては末梢神経、脊髄、脳幹レベルでの炎症性発痛物質の減少、抗炎症性物質の増加が考えられます。また運動ではストレス緩和、認知機能の改善がみられ、うつ症状や認知症などの改善、予防に繋がるとされています。
では、運動はどのような事をすれば良いのか?
EIHの出現にはランニング、ウォーキング、スイミングなどの継続的な有酸素運動を行う事で発生するとされており、慢性腰痛などの慢性運動器疼痛を改善することも判明されています。
また、脳では栄養を含んだ酸素化ヘモグロビン量が増える事でエネルギー産生効率が良くなるとの報告もあります。
慢性的な痛みには運動が大事になってきます。是非、ご参考にしてください。
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くわえ鍼灸整骨院