バセット靭帯損傷(Bassett’s ligament )/武庫之荘・整骨院
2022/12/12
バセット靭帯損傷(Bassett’s ligament )
足関節には様々な靭帯が付着しており、骨の静的安定機構を担っております。
下腿遠位には脛骨と腓骨を安定させる前下脛腓靭帯(AITFL)が付着しています。
回外捻挫を起こした後では、前距腓靭帯と呼ばれる靭帯が損傷を起こしますが、その靭帯以外にも前下脛腓靭帯が損傷されることがあります。
その後の治癒過程で前下脛腓靭帯の最下部に存在する、バセット靭帯が肥厚することによって骨とのインピンジメント(衝突)によって引っかかり感や炎症が生じることによって疼痛を誘発します。
バセット靭帯は足関節のどの動きによって炎症を生じやすくなるか?
足関節は背屈動作を行う事によって脛骨と腓骨の開大が生じ、それによって脛骨と腓骨を安定させるバセット靭帯は伸張し、炎症が生じます。
捻挫後でつま先をあげる動作で痛みが出る場合ではバセット靭帯損傷の可能性が考えられます。
捻挫では様々な靭帯が損傷を起こし、再発を起こしやすくなるリスクも考えられます。
捻挫や怪我でお悩みがございましたらご相談ください。
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くわえ鍼灸整骨院