野球肘内側型/武庫之荘・整骨院
2022/11/30
野球肘内側型
野球で投球時に肘の内側部に痛みを訴える方は多くいられると思います。
肘の内側部には尺側側副靱帯(UCL)という骨を安定させる働きをもつ靭帯が存在します。
この靭帯は投球時における度重なる外反ストレスによって損傷を受け、その結果、肘の内側部に痛みを誘発する事が多くあります。
また、尺側側副靱帯は年齢や体重、また投球数が増えるにつれて、損傷されやすくなるという研究結果が出ております。
野球肘は再発を伴いやすい傷病であり、例えば中学生の時に肘を痛めてしまうと、年齢を重ねていくにつれ、競技レベルも高くなり、靭帯にかかるストレスは必然的に大きくなるため損傷がひどくなり、靭帯だけでなく、骨の問題も発症するリスクが高まります。
また、尺則側副靭帯を傷めてしまうと、前腕の屈筋群の弾力性が低くなるという、研究結果が出ております。これは、靭帯の骨の安定性を補強する為に、前腕屈筋群が過剰に働く事によるものだと考えられております。
前腕の屈筋群は肘の内側から付着している為、ストレスが過剰になると、そこから剥離骨折等に移行するリスクも考えられる為、靱帯の問題だけでなく、骨の問題につながっていきます。
当院では、エコーを用いた検査や様々な理学検査をもとに、患者様の状態を把握し、状態の説明と、一人一人に適した治療を施せるよう心掛けております。
また、トレーニングスペースを使ったリハビリ、運動療法も処方しており、フェーズを分けたリハビリプログラムを作成し、競技復帰、復帰後のパフォーマンス向上を目的に治療を行なっております。
肘や身体でお悩みでしたら是非ご相談下さい。
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くわえ鍼灸整骨院