痛みについて/武庫之荘・整骨院
2023/09/03
痛みについて
痛みは国際疼痛学会により以下のように定義されています。
「組織の実質的あるいは潜在的な障害に伴う、あるいは、そのような障害を表す言葉で表現される不快な感覚あるいは情動体験」とされており、痛みは不快情動体験であるとされています。
この不快な感覚は身体に迫る危機を知らせるための警告として機能してるなくてはならないものになります。
しかし、痛みが長く続いたりして、慢性化に陥ってしまうと、本来身体の警告系として作用する痛みがその役割から逸脱し苦痛を与えるだけの病態になってしまいます。
痛みを感受する時には脳に存在する重要な神経機能が弱くなる事が判明しており、それによって、負の情動反応を起こし生活の質を低下させてしまいます。
つまり、痛みを長びかせてしまうと、脳の機能が低下し、治りにくくなるだけでなく、抑うつやストレスを感じやすくなってしまい、生活の質が下がるという事です。
そこで、どうすれば脳の機能を正常に戻す事ができるか?
重要なのは痛みに対しての教育と運動療法が大事になります。
痛みが長く続いてしまっている方は、この運動、動きを行うと、痛みが出てしまうといった脳内でネガティブな思考が出来ており、それによって実際、炎症などの反応が出ていなくてもそれを痛みとして感じてしまいます。
ですので、認知行動療法といった、現在抱えてる問題の考え方と行動の修正を行う事が大事になってきます。
運動療法では、運動を行うことによって脳の機能を向上させ、脳内報酬系といった痛みを抑える事に働いたり、幸せな気持ちになる事ができます。
皆さんが抱えている痛みは組織の損傷ではなく、脳の機能エラーによるものかもしれません。
お困りがございましたら、ご相談ください。
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くわえ鍼灸整骨院