肘内障について/武庫之荘・整骨院
2023/06/14
肘内障について
小さなお子さんの手を急に引っ張ったり、転びそうになった子どもの腕を掴んで引っ張り上げたり、腕を体の下にして寝返り・転がりをしたときに自重により引っ張られたり、このような時によく起こるのが肘内障です。
腕をぶらんと下げたまま動かさなくなるのが特徴です。
肘内障では肘が腫れたりすることはなく見た目には変わりありません。
腫れたり内出血している場合は肘の骨が骨折していることが多いです。
骨折した場合は、痛い部分が腫れてきて、手指の血色が悪くなり、腕を動かさなくても痛がります。
歩き始めた赤ちゃんから小学校入学前くらいの子どもは、橈骨頭の膨らみが未熟なため、強く引っ張られると靭帯が橈骨頭に引っかからずに外れる傾向があります。
骨折している訳ではなく、靭帯から骨が外れた状態、いわゆる「亜脱臼」の状態のことを言います。
腕を上げると痛がる、痛がる方の手で何かを掴もうとしないなど、肘内障が疑われる場合は外れてしまった靭帯を元の位置に戻してあげる整復処置を行います。
整復したすぐ後にまた強く引っ張られるようなことがあれば再発の可能性もありますので注意が必要です。
ある程度の年齢になれば靱帯もしっかりして筋肉もついてくるため肘内障の心配はありません。
お子さんが急に肘のあたりに強い痛みを訴え、ダランと腕を動かさなくなり、泣きわめくなど、その他お悩みのある方はぜひ一度当院にてご相談ください。
武庫之荘駅から徒歩3分
くわえ鍼灸整骨院