バーナー症候群/武庫之荘・整骨院

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バーナー症候群/武庫之荘・整骨院

2023/04/11

 

バーナー症候群

 

アメフトやラグビーなどのコンタクトスポーツな各種格闘技などで、競技者が首や肩に強い衝撃を受けた際に、首から上肢にかけて激しい放散痛を生じます。

 

この時、焼け付くような痛み、刺すような痛みが生じることから、バーナー症候群と呼ばれています。

 


症状は一時的で、短時間で軽快しますが、中には再発を繰り返し、永続的な神経障害を残すこともあります。

 

 

発症の原因は大きく分けて4つあります。

 


1.ストレッチ損傷
左肩からタックルした場合、頸部は右側屈、肩は左下方に押し下げられ、腕神経叢に牽引ストレスが生じ損傷します。
オートバイの事故ではヘルメットと肩の間が著しく押し広げられ、腕神経叢に強大な牽引力が生じ、神経根が脊髄から引き抜かれることがあります。そのため、引き抜き損傷とも呼ばれ、最も重篤な末梢神経障害とされます。引き抜かれた神経の再生は期待できないので、永続的な片側上肢の麻痺を残すこととなります。

 

 

2.神経根圧迫損傷
頸椎の側屈によって狭小化した神経孔により、神経根が圧迫を受けて生じたもので、このような症状が出現する背景には、権間板の膨降、ヘルニアや、骨棘形成などによる神経孔の狭窄が存在する可能性があり、衝撃を繰り返すことにより、症状が発症します。

 

 

3.腕神経叢の直接圧迫
アメフトやラグビーなどのタックル時の相手の膝や肩が直接腕神経叢を圧迫することにより発症します。

 

 

4.脊柱管狭窄による脊髄障害
バーナー症候群の既往を有する競技者では脊柱管狭窄状態が本症候群の原因となっている可能性があり、頭部からのコンタクトプレーによって、頸椎への軸圧力、屈曲力、側屈力が複数作用し、動的な脊柱管狭窄状態が生じ、発症します。

 

 


アメフトやラグビーなどのコンタクトスポーツや格闘技だけでなく、その他のスポーツ、事故などで受ける外傷は多くあります。
お身体に少しでも不調がある方は一度、当院にご相談ください。

 

 

 

武庫之荘駅から徒歩三分

くわえ鍼灸整骨院