セカンドインパクト症候群/武庫之荘・整骨院
2023/04/03
セカンドインパクト症候群(second impact syndrome)
頭部に外傷や打撲などの衝撃を受けた後には脳震盪が起こります。
その後に完全に回復する前にもう一度頭部に外傷を受けたりやなんらかの理由で二回目の脳震盪が発生すると急性の脳腫脹が発生することで頭蓋内圧の亢進が起こり、重篤な症状に陥ることがあり、この二回目に起きた脳震盪により起こる症状をセカンドインパクト症候群といいます。
症状としては
・意識消失
・記憶障害(逆行性健忘、前向性健忘→受傷前後の記憶が曖昧になる事。)
・視覚障害
・めまい、吐き気
・頭痛
・耳鳴り
・味覚、嗅覚、感覚障害
などが挙げられます。
しかしパール&ピットフォールといって意識消失を伴わない脳震盪も存在するので十分注意が必要です。
脳震盪が起きてしまった時は直ぐに医療機関への受診を行なってください。
セカンドインパクト症候群は重篤な障害を残すリスクが非常に高いです。
どれだけ改善が早くても少なくとも1週間の安静、5分以上の意識消失、24時間以上の健忘が見られるなど重度の症状が見られる場合は一ヶ月は安静が必要になってきます。
もし競技中に脳震盪が起こしてしまった方を見かけた場合は競技の中止と適切な評価を行う事が必要になってきます。
ご参考にしてください。
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