交代浴は疲労回復に適してる/武庫之荘・整骨院
2023/03/01
交代浴は疲労回復に効果があるという研究があります。
この効果が出た研究のほとんどが、同じような交代浴の方法を用いて実験を行っています。
疲労回復に効果があるであろう交代浴の方法は、 以下の2パターン。
1.お風呂(38℃以上)に1〜2分、水風呂(15℃)に1〜2分を交互に何度か行う。
2.お風呂(38〜42℃)に1〜2分、水風呂(8〜12℃)に1分を交互に何度か行う。
交代浴の長さは、6〜12分間行うのが一番効果的ではないか、と明記されています。
ある研究で、交代浴を6分、12分、18分やって、どのグループがより疲労が回復するかを調べたものがあります。
この研究の結果、6分と12分のグループの方が、18分(より長く交代浴をやった)グループよりも、パフォーマンスの回復につながった、と報告しています。長くやればやるほどいいというわけではなさそうです。
では、疲労回復のためのケアとして交代浴をやる場合、いつやればいいのか?
これはトレーニング後や仕事後すぐ(=30分以内)がベストです。
参考にした論文の結果から、練習やトレーニングの後すぐに水風呂または交代浴を6〜15分ほどやるのが、疲労回復に効果的のようです。
なお、交代浴をお風呂や水風呂の代わりにシャワーで行う(=冷たい/あったかいシャワーを体の部位にかける)のは効果的ではない、ということです。
なぜシャワーじゃだめなのか。
これは「静水圧」が理由の1つです。
静水圧とは、お風呂や水風呂やプールなど、水の中に入った時に水圧が体に与える影響のことを言います。
浴槽に肩までつかると、体にかかる水圧は約520kgとも言われ、ウエストで3〜5センチも収縮するほどの力が体にかかるそうです。
静水圧の効果によって、心拍出量(心臓が全身に送る血液の量)や筋肉内の血流が増え、トレーニングによって産まれた筋肉内の老廃物が血液により流れるようになるため、疲労回復を促進するのではないか、と言われています。
ぜひご参考に
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くわえ鍼灸整骨院