非特異的頚部痛(NCNP)/武庫之荘・整骨院
2022/11/07
非特異的頚部痛(NCNP)
非特異的頸部痛とは、頸部外側および後頸部に発生する痛みで、予兆や症状を示さないもののことをいいます。症状の持続期間が12週間を超えると慢性化し、非特異的慢性頚部痛(NCNP)と呼ばれるようになります。全世界の頸部痛の有病者数は2億8870万人と推定されています。
NCNPの根本的なメカニズムは明らかにはなっていませんが、頸椎関節の位置や頭部の運動制御に決定的な役割を果たす頸部筋のプロプリオセプション(自己受容感覚:自分自身の身体が空間のどこにあるのか、位置を把握する能力)の欠損や変容と関連している可能性があるとされています。
さらに、頸部痛と、痛みの感覚に影響を与えるストレス、不安、うつなどの心理社会的要因との間に強い関係が検出されており、心因性によってNCNPを発症していることがあります。
NCNPに対する治療として挙げられるのは手技療法(マッサージ)と運動療法が症状改善に対して良い結果を残すとされています。手技療法では、運動療法よりも先に痛覚を減少させ、運動療法では手技療法よりも先に頚部機能障害を軽減させることが判明しております。
つまり、先に動きを良くしたいのであれば、運動をメインに。痛みを先に取りたいので有れば、手技をメインに行う事が良いとされています。
自分は今、何の症状を良くしたいのかを明確にして、それに合わせた治療を行う事、また、患者様の社会背景、環境因子を理解し、寄り添いながら治療を行う事が最善の治療になります。首の痛み、ストレスなどでお悩みでしたら是非ご相談ください。
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くわえ鍼灸整骨院