子供の身体活動と認知機能/武庫之荘・整骨院

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子供の身体活動と認知機能/武庫之荘・整骨院

2023/03/15

 

小児期は、認知機能の発達にとって重要な時期になります。

 

 

近年、科学の発展により幼児期後半のライフスタイルの変化が見られます。数十年前と比べると現代の子どもたちは、パソコンやテレビを見るなど、座りっぱなしのライフスタイルを送ることが多くなっています。

 


世界保健機関(WHO)等では一日60分以上の身体活動(ランニング、ジョギング等)、さらに週2〜3回の筋力トレーニングで筋肉や骨を強化することを推奨しています。また、運動をしない子どもは、運動能力の面で遺伝的な潜在能力を十分に発揮することができないという事も判明されています。

 


スポーツに割く時間数と学校の成績の間に正の相関があることが判明しております。スポーツに多くの時間を割いた子どもは、成績が有意に良いことが判明しており、さらには、大脳基底核と海馬の容量が大きいことが判明しています。これらは認知制御や記憶と関連する働きをもっており、3~5歳の子どもでは、身体活動を増やすと認知機能が改善される事が分かっています。

 

また、身体活動が、幼児期後期の子どもの身体的資源(体力、運動能力など)、精神的資源(認知機能や実行機能など、意欲、目標設定能力、自己コントロール、感情機能など)、社会的資源(ソーシャルサポート、ポジティブな価値観、礼儀など)にとって重要であることを示しています。

 


お子様が学校から帰ると、家でゲームをしてばかりなっていませんか?

勉強の成績が下がるとゲームを取り上げて机に座りっぱなしにさせようとしていませんか?

大事なのは勉強時間を増やすだけではなく、身体を動かす時間を増やすことが重要になります。

 

そして、運動は認知機能だけでなく、精神的にも、社会的にも成長させる為に重要になります。

 

是非、ご参考にしてください。