肩挙上動作痛/武庫之荘・整骨院

お問い合わせはこちら

ブログ

肩挙上動作痛/武庫之荘・整骨院

2022/10/27

 

肩挙上動作痛

 

肩を挙げた際に痛みが生じる事がある方は多く居られると思います。

 

肩関節挙上痛には様々な原因がありますが、加齢と共に軟部組織の柔軟性が低下し、それによって肩関節の中にある、痛みを感じる受容器にストレスが過剰に加わり、痛みを感じやすくなり、疼痛が誘発する事が多くみられます。

 

 

挙上120度を獲得するためには外旋、内旋可動域は下垂位外旋28度(1st外旋)、外転位内旋(2nd内旋)13度が必要になるという結果が出ています。

 

外旋運動、内旋運動の中でも特に、外旋運動の可動域が低下している場合がよく見られます。

 

 

外旋運動の主動作筋には棘下筋、小円筋がありますが、注目すべき組織としては小円筋です。

 


小円筋の柔軟性、筋出力低下によって挙上動作時、上腕骨頭が前上方偏位を起こし(Oblique translation)軟部組織に過剰なストレスが発生することによって疼痛が誘発されます。ですので、まず肩の挙上動作痛を減少するためには外 旋可動域を獲得する必要があります。

 

 

また、肩関節50〜55度水平屈曲位(肩を前に挙げた所と真横に挙げたところの中間地点から少し前の範囲)からの挙上は肩関節内旋、外旋可動域の影響を最も受けにくいとされており、治療と併用して肩関節50〜55度水平屈曲位での挙上動作訓練が必要になってきます。

 

 

肩やお身体のお悩みがありましたら当院へご相談ください。